ネパールデリバリー

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住所も宅配便もほとんど機能しないネパール

Amazon生活に慣れた日本人が、住所や配達の機能しないネパールに住むと、かなりの不便を感じ、同時に諦めの心を学ぶ。システムが構築されていない、機能していないネパールが抱える経済的なダメージや、それとは逆のささやかなメリットを軽く考えてみたって話。

 

 

 

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ネパールには住所も宅配便もないということをご存知ですか?私は全然知りませんでした。住所がないというか、厳密な住所がないということです。地域というものは存在します、具体的に、日本的に考えれば「新町の中野さん」「栄町の鈴木さん」ぐらいのゆるいくくりしかないのです。容易に想像できますが、中野さんや鈴木さんは同じ地区に複数いることもあります。もっと言えば、カーストによる影響で、地区内の全員が鈴木さんみたいなケースもしばしばあります。つまり「栄町の鈴木さん」は判別できないくらい大勢いるときもあるのです。

 

住所がないとどうなるか?もちろん誰がどこに住んでいるのかっていうのがわからないので、郵便物は特定の場所には届けることができません。ネパールの場合は、郵便物は一度郵便局が預かり、そこに受取人が取りに行くという形になっています。さらに、差出人にはもちろんお金がかかりますが、受取人にもお金がかかります。差出人が添える書類のインボイスに応じて、受取人にも支払い義務が生じます。ということは、頼んでいないものが送られて来ても受取人にお金がかかるという、ちょっと変な仕組みです。もちろん大きな金額に対しては、受取人にもそれ相応のお金がかかります。なるべくものは送らないで送ったとしても高額なものは送らないで欲しいという感じです。

 

また、都市部を離れた郵便局がないような地域では、全くこのシステムは機能しておらず、ここら辺の地域で荷物をおろしてというゆるい感じで頼むしかないようです。大切なものは送れず、手持ちで運ぶしかないようです。

郵便局以外でも、空港で荷物のやりとりをすることもできますが、検査がかなり厳しくなっていて、費用もかなり高額になるようなので、気軽にものを送ることはできません。

 

このような住所もなく、宅急便もないネパールですが、これだけで想像もつかないほどの経済的不利益を被っていることが想像できます。しっかりとした住所だけでもあれば、状況は変わりうるとは思います。しかしこれらの欠落から、国民も不便な生活を送っていますし、国家的にも経済的チャンスも失っています。海外からの企業が参入してこないのも、そのような大きなハンデがあることが考えられます。インフラ整備が整っていないということも同時に考えれば、ネパールでの事業は、常識的に考えれば非常に困難だと思います。

 

ただそれの反面、郵便物の量は他国に比べるとかなり少ないんじゃ無いかなと思います。つまり、無駄な紙ベースのゴミも少ないと推測できます。また、日本のようなダイレクトメールのようなゴミを増やすコンテンツも無いです。これを逆手に利用して、他の先進国が通って来た道じゃない発展の仕方で進んでいくのもありなんじゃないかと思います。例えば紙ベースの書類を無くしたり、新たな独自のシステムを導入することも今のネパールなら、出来上がってしまっている先進国に比べると可能性があるなと思います。