ネパールデリバリー

『清く、正しく、美しく』がモットーのネパールデリバリーですっ!!民族楽器と独特のリズム感の音楽、ちょっとコミカルで憎めない映画、スターバックスに負けないCafeや、見慣れない品揃えのギョウザセンター、旅行のエッセンスになるローカル情報…など、人生を深く愉しむ文化と、アイテムをお届けします。

1冊のノートとの出会い

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俺は1回死んだ

死んでないけれど一回死んだ

今生きてるのはボーナスステージ

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1回死んだ奴は強い

 

大学の卒業後3月、23歳の俺は

就職もせずに実家に引きこもった

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時間があれば死ぬことばかり考えた

「自分の人生を壊したのは、全て自分」

っていうことに気づくのに長い時間がかかった。

死んだも同然生きている感覚がなかった

 

それから何かに導かれるように

ゾンビのように生き返る

それから1冊のノートに出会う。

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そのノートが東大に導いてくれて

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そして今はネパールに住んでいる。

 

そんなノートとの出会い

時系列でまとめたので

読んでみてください。

東京の家賃2万円の4畳半風呂無しボロアパート

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引きこもりから脱出し上京した

24歳の初夏、ボロアパートのポストに

A4の茶封筒に入ったノートが届く。

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築50年のギシギシ音をあげる外階段を駆け上がり

廊下の一番手前の部屋に逃げ込む。

さっそく茶封筒を破ると、

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大学ノート小さなメモがひらひら。

ひろったメモには、

「勉強がんばってください、東大で待ってます」

と書かれていた。

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この瞬間、俺は勝ったと思った。

試験を受けてもないのに

なぜか合格したと確信した

理由のない確信だ

人生初東大に潜入

ノート到着から遡って1週間。

東大に初めて潜入する、

東大の先生に挨拶するためだ。

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東大の大学院に入学するには

あたりまえのことだけれど

入学試験を受けないといけない。

その試験の前にしないといけないのが挨拶。

自分が行きたい研究室の先生に

僕はこの研究室に入るために

受験しますよっていうことを

宣言する感じだ。

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事前に研究室のホームページから

先生に連絡しておいた。

研究室に着くと7,8人の学生が

嬉しそうにこっちを見ている。

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俺は状況がつかめない。

まあ歓迎されてるんだなと思うことにして

案内されるまま奥の部屋に通された。

先生に受験のアドバイスをもらう

部屋に座っていた先生と

軽い挨拶をかわし

2,3個質問を受けた。

内容は自己紹介志望動機だった。

俺は世界に農学で特に食品を通して

貢献したいと伝えた。

そのあとは先生が受験のアドバイス

出題範囲を教えてくれた。

先生はフリーズドライで有名なひとで

テストも冷凍食品について出る。

フリーズドライは宇宙食や

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カップラーメンの具に使われている

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ってことぐらいしかわからなかった。

全くの専門外。

先生からもらったプリントには

全くわからない論理が展開されている。

外国語を読んでいるのとさして変わらない。

とにかくプリント20枚を丸暗記してこい

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ってことを言われて部屋を後にする。

歓迎されていた理由がわかる

待ち受けていた学生つまり

先輩たちが集まってきた。

どうやら学外から試験を受ける人が

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一人しかいないということだった。

受験生がいなくて困っていて

そのためにみんなで協力して

ホームページを開設したらしい。

ドンピシャで俺がそのページを検索した。

運がいい、良すぎる

実はその中に運命を変える人物がいた。

変な存在の先輩同期

先輩の一人が話しかけてきた。

「試験の勉強大丈夫そう?

去年自分がまとめたノートいる?」

そうこのノートが例のノートだ。

この先輩はインターンでチュニジアに

行く予定で留年が決定していた。

1つ上の学年の先輩だが留年が確定して

同期のような存在の先輩だ。

この変な存在の先輩同期が

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俺の人生を変えるノートの作者だ。

ノートとにらめっこの日が始まる

ノートが届いてからの2週間は

午前中はバイトに行って

午後から私立図書館で

ノートをひたすら丸暗記した。

冷凍食品の知識なんてないので

出てくる単語がまずわからない。

でもそのノートには詳しく

単語の意味が書いてある

しかも独特のイラスト付きで。

冷凍食品の初心者でもなんとか理解できた。

ノートの内容は食品を加工する上で大事な

センサーや制御のことがメインだった。

2週間かけてノートと

先生からもらったプリントを

丸暗記してテストに望んだ。

バイト先のラーメン屋で合格を知る

ラーメン屋のバイトが終わり

昼休憩に入ってさっそく携帯で

東大の合格通知サイトに入った。

バイト先の社員は俺の

合否の瞬間には関わりたくなかった

だろうけど

俺は不安で一人で確認できる状況じゃなかった。

落ちたらまたお先真っ暗のフリダシだ

全てを受け止めてくれる社員が

俺には精神的に必要だった。

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合格の瞬間の社員の

安堵と喜びの顔は今でも忘れていない。

迷惑かけたけど本当にいい人だった。

先輩同期からのノートがなかったら

もちろん合格してなかった

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俺にしては運が良すぎた

実は冷凍食品のテストも

自分のわかる問題ばかりが出題された

専門分野は満点に近かったのではないかと思う。

本当に感謝でいっぱいだ。

その後東大で貴重な経験体験をさせてもらった

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それを考えると感謝で頭が上がらない。

今俺はアジア最貧国ネパールに滞在している

東大卒業後は海外で農業支援をしたい

という入学当初の考えを実行した。 

しかし農業支援をする前に

実際問題、農業のことはわからないし

ネパール語がわからないので

ネパールの語学学校に通いながら

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農業の勉強を少しずつしている。

ネパールで生活していて現実を突きつけられる

「お前には何もできない」

この言葉が自分の頭の中でぐるぐるするのだ。

発展途上国の教育環境のリアルを知った。

ネパールでは教育レベルが低い。

学校にいけないような経済状況の子も大勢いる。

公立校では先生は突然休んで来なかったり

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教科書も最後まで終わらない。

卒業後、その生徒たちは職がなく

運が良ければ実家の小さな商店などで働いたりするが

路上で物売りをするしか選択がない人もたくさんいる。

一方、私立校での授業はすべて英語で行われる。

彼らの救いはただ一つ

「ネパールを出て先進国で仕事をする」

と言う目標だ。

英語=国外脱出のきっぷ

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みたいになっている。

このような状況が長く続いていて

学力的に優秀な人材は海外に出て行く

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そしてネパールには帰ってこない。

ネパールの発展の大きなハードルは

教育にある

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ネパールでは無力かもしれないけど

今の俺は確かにネパールでは無力だ

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でも日本の学生のためにだったら

少しは役に立てるんじゃないかと思った。

日本はネパールとは質の違いこそあれ

教育の格差みたいなものはあると実感している。

実際、親の収入が子の進学を左右する

というデータも出ているくらいだ。

もしそんな状況に少しの変化を起こせるのなら

ぜひ自分の経験や体験を共有させて欲しい。

もちろん大学に行くのが全てじゃないし

専門学校に行ったり働いたりした方が

いいんじゃないかと言う意見もある。

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でも自分がドキドキワクワクする方が

大学っていうのであれば

俺は応援したい

恩返しのために

実際、俺は偽善者だし自己満の部分もある。

でもしないよりかはした方がいいに決まってる。

1冊のノートが俺の人生に変化をくれたお礼に

俺の「まちがい」「しっぱい」

日本の学生にシェアしたいと思う。

 

俺はよくまちがうし、おこられることもよくある。

だからそんな時は一緒に事実をよく考えて欲しい。

 

「ちがう」と思ったら教えて欲しい。

「話して欲しいこと」も教えて欲しい。

意見があればコメントして欲しい。

 

4畳半ボロアパートの再スタートからでも

社会を変えれることを証明したいと思う。